2019年9月

3つの極細・極太そうめん食べ比べ

※画像クリックで大きくなります
まずは3つの極太と極細を見ていただきましょう。左が極太で右が極細になります。大黒屋とやまなかが三輪そうめんで、川崎が小豆島そうめんとなります。 さらに1本づつをチョイスしてみました。太さや色合いともに前回ほど違いが現れておりません。川崎がやや太めであるだけですね。


3つの極太そうめん

極太だけをそろえてみました。束で見てみると、帯以外は何も違うところはないように見えますね。 極太そうめんは太さのバラつきが大きく、一本づつでは本当の太さが分かりません。


三輪そうめん 大黒屋「ひやむぎ」

大黒屋のひやむぎ。爪楊枝よりもやや細めで色は白く綺麗です。少しクセのある香りがするのが特徴だと思います。 6分茹で。歯ごたえが固めでコシは少々ある。クセというかコクのようなものがあり、それが旨みのように感じます。 7分茹で。歯ごたえが固めのままだが、コシが6分より少なくなった。茹で加減の6分と7分の間で少し好みが分かれるかも。


三輪そうめん やまなか「太麺」

やまなかの太麺。爪楊枝よりやや細めで少し扁平な形が多い。気泡があるのが特徴で、香りはまったくしません。 6分茹で。歯触りがやや固めでコシが少々。香りがないからか風味が薄く物足りないが、それが逆に清涼感につながっている。 7分茹で。歯触り柔らかく、コシがあまりない感じ。少し茹ですぎたかも。風味が薄く清涼感があるのは6分と同じです。


小豆島そうめん 川崎製麺「極太」

川崎製麺の極太。爪楊枝よりもやや太いくらいで扁平な形も多い。小麦粉の甘い香りが漂ってくるのが特徴。 6分茹で。食感が固くなってしまう。おそらく、茹で不足の切れの悪さがでてしまった感じ。香りと同じ甘い味がします。 7分茹で。柔らかな歯ごたえとねっとりとした弾力。口の中に漂うほのかな甘み。とてもウマいそうめん!

極太麺では3つとも茹で時間を揃えて食べ比べたので食感としては判断がつきかねますが、味としては川崎製麺の小麦の甘さと、デンプンがやや強めの粘り気が絶品でウマい!大黒屋もやまなかもウマいのですが、川崎と食べ比べてしまった為に少し霞んだ存在となってしまいました。


3つの極細そうめん

極細だけをそろえてみました。極太と同じく、帯以外は何も違うところはないように見えますね。 この写真では大黒屋が一番太く見えますが、実際は大黒屋が一番細く、川崎が一番太かったと思います。


三輪そうめん 大黒屋「三光白瀧」

大黒屋の極細。やまなかとほぼ同等の細さのそうめん。白くて綺麗な色合いをしております。 太さがかなり均一に揃っています。極太同様に少しクセのある香りが漂ってきます。 1分30秒茹で。歯ごたえもコシもほどほどです。やはりクセのあるような旨みを感じる。


三輪そうめん やまなか「糸菊」

やまなかの極細。これも大黒屋とほぼ同等の細さ。一番白くて綺麗な色をしているように見えます。 太さは均一。極太で見られた気泡のようなものもありません。香りはまったくありませんでした。 1分茹で。歯ごたえがシャキシャキと固くコシが少々。風味が無く、細いせいでタレが一杯絡みます。


小豆島そうめん 川崎製麺「極細」

川崎の極細。これが一番太いそうめんです。色は他と同様に白くて綺麗です。 やや扁平な形も混ざっています。小麦粉の甘い香りが漂ってくるのがとても良い。 1分30秒茹で。柔らかな歯ごたえ、絡みつく弾力。甘味は極太に劣るが、味わい甲斐はある。ウマい!


食感が極太と比べて違ってきているものの、味はまったく同じだったと思います。ですので、川崎製麺のそうめんが一番ウマかったと思います。やまなかは風味が少ない分物足りなく感じ、大黒屋が2つの中間くらいに思いました。

それぞれのそうめんで食べていた時と感想が変わってくるのが少し面白い感じがします。よろしければ個々のページも見ていただいて、どのそうめんにするか悩んでいただければよいのではないかと思います。

茹でて冷ますだけだけど意外と大変。
 


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