2020年

台湾で購入した麺

2019年末から2020年始めに旅行した台湾。その台湾で購入した麺を紹介していきましょう。
台湾で実際に麺を食べてみて、日本との違いがよく分かりました。今回はお土産で購入してきた台湾の乾麺たちを食べていきたいと思います。そうめんを食べるときと同じように麺をじっくりと味わい、お店で食べたのとはまた違う感動があれば幸いですね。


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関廟意麺

台東のスーパーで購入した関廟意麺。麺の太さや形状で様々な製品を販売していて棚1つ丸ごと占拠していた。材料の高筋麺粉とはおそらく強力粉のことだろう。
見た目があまりよろしくない。日本でもスーパーで売っているものは乾燥しすぎているような状態になってしまう。香りもまったくないので期待薄か。
3分茹でた後氷水で締めて麺つゆで食べてみたが、まったくダメだった・・・。硬すぎてはなしにならないので、そうめんのような食べ方をする代物では無かった。

麺だけを食べるのではうま味が感じられないので、芋煮鍋にぶち込んだり、野菜炒めにぶち込んだりしてみた。すると、ピロピロとするだけの食感で味があまりない事が、他の食材を引き立てるようで美味しかった。コシだのツルツルだのは求めていないのである。


鍋焼き意麺

こちらも台東のスーパーで購入したもの。お店で食べた鍋焼き意麺が気に入ったのでお土産として買って帰りました。原料を見てみると卵を使用した麺になるようです。5包79元。
同じ製品ですが高雄の鳳山共同市場で購入したもの。こちらも原料は同じようなものが使われているようですが、市場で売っているだけあって保管状態がよく割れが少ない。3包20元。

まずは鍋焼きなのだからと鍋にぶち込んでみました。これで良い感じに汁を吸ってくれるでしょう。
しまった!汁を吸いすぎてしまったようです。ふにゃふにゃになりすぎて微妙な味わいに・・・
続いては焼き野菜に意麺をぶち込んでみた。少し汁だくだったので麺がちょうどいい具合の硬さになった。
ピロピロにゅるっとした食感がウマイ。鍋焼きという名前からも、鍋で煮るのではなくて焼くのだった。

高雄産も気に入った焼き意麺で食べる。高雄の方が新鮮なのか麺がしっかりしているように感じた。できるだけスーパーではなく市場を利用すべきだ。
日本のインスタント麺ではなく、長崎の皿うどんに似てる気がする。今回は使い切ってしまったが、次回は野菜炒め餡を上からドロリと掛けて食べてみたい。

鍋焼きの鍋は日本でいう鍋ではなくフライパンだろう。鍋というと煮込みウドンのイメージがあったので煮込んだが、麺の食感がまったくなくなってしまう。皿うどんでなくても、上から熱いダシを掛けるだけで油のコクが染み出てウマイ麺になるやも?
意麺も揚げ意麺も共にピロピロとした食感がある。弾力は無いけどなんかつながっている麺で、日本では平麺やきし麺タイプ。しっかりとした味付けのスープや具に入れ、具ごと食べるようにしましょう。


細関東麺

これは台南隆田のスーパーで購入、5束で35元とお安い。いくつか種類があったが一番そうめんっぽいものを買ってみた。
断面図を見てみると山形で購入した麺とそっくり。同じ機械を使っているのだと思うが、それも不思議な感じがする。
3分茹でてサッと洗ってから食べる。味はなくボソボソとしていて歯切れもよくない。日本のスーパー産のものもこの食べ方はだいたいダメなのだ。
温麺にして具をいくつか投入してみた。これで食べるとまあまあいけるのだが、うまいとは到底言えない。もっと具を入れてスープに味をつけるべし。


新竹米粉

台東のスーパーで買った米粉。米粉は新竹産がいいようで少しお値段が高かった。
ビーフンを水につけてから使用する。水を吸ったら水気を切って、料理に使う。
焼きビーフンにして食べる。これは昔から好きなので非常に美味い。日本人だとどうしても薄くなってしまので、油とか肉とかどしどし使ったほうがいいかも。
汁ビーフンでもウマイ。歯切れが良く、細いのでまとめてすすりやすいのも良い。そうめんとは違うものだが、一番そうめんに近いような気がする。


官田菱角麺

台南の隆田のスーパーで購入した麺。菱が名産で、その菱の粉を麺に練り込んだもの。せっかくの名産なんだからと少々高くても購入した。
麺の見た目は乾燥意麺に似ている。同じような機械でつくっているのだろうか?「手工」と書いていたので手延べみたいなものかと思ったのだが・・・
とりあえず説明書通りに6分茹でて水で洗ったもの。平麺状だったものがややぷっくりとしてしまい、意麺のようなピロピロ感は無く、美味しくなかった。

具だくさんの味噌汁風のものに入れてみたり、エビ餡かけソースを作って掛けてみたりした。これならある程度ウマイのだが、せっかくの土産物の麺なので、とにかく麺に個性が欲しいところ。
台湾のお店で食べた時はもっとうまかったので、自分の料理の腕がイマイチすぎるのかもしれないが、台湾の家庭ではどのようにして乾麺を食べているのだろうか?きっと似たようなものだと思うのだが・・・。


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