2024年3月

土屋製麺所

前回訪れた時とは少し違い、玄関内へと入ってくれと言われた。不思議に思いながら入っていくと玄関脇に商品が飾られていた。ケース内はよく整理されており、包装紙や箱も綺麗で思わず買ってみたくなる。 誉、緒環、神杉という定番商品にひやむぎや手延べそば、茶そばが売られていた。土屋製麺の製造風景の写真集も置かれていて、製造直売をやっていこうという意欲を強く感じる。

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「ひやむぎ」

近頃はすっかりと太麺が好きになってしまったのでひやむぎを購入することになった。 太麺なのにばらつきが少ない。白くて綺麗だが、やや固そうな麺にも見える。 袋に書かれていた通りの6分茹で。口当たりが柔らかいし少し弾力がある程度で物足りない。


4分半茹で。歯ざわりがやや固めだが弾力があって三輪そうめんらしい食感となった。この茹で時間が一番うまい! 5分茹で。4分半より少し柔らかめの食感になる。これでもうまいが、もう少ししっかりとしていた方がおいしいと思う。


「緒環」

かなり細いタイプの緒環。白くて、香りはあまり感じないタイプのそうめん。 細めんでもあり太さのばらつきは全然ない。伸ばし方がうまいのだろうか。 1分半の茹で。細めんらしくスパスパとした歯ごたえが気持ちいい。もっと風味がほしいと思った。


1分茹で。弾力がしっかりとしていて、歯切れもいいそうめん。風味は乏しいものの食感がよくとてもうまい! 茶そば4分30秒茹で。そば粉が15パー入っているので歯ざわりが固い。ほのかに茶の香りがするが・・・。


そうめんの強いコシと違い、物腰の柔らかいご主人が対応してくださった。前回はそうめん探すのに時間がかかっていたが今回はすんなりと購入することができたので、直売で購入する客も増えているのだと推測される。

やや固めで弾力重視のそうめん。茹で時間が長くなると一番の特徴である食感が落ちてしまうので茹で時間には注意が必要だ。小麦のうまみもやや感じられるが風味には乏しい。
高級そうめんらしいそうめんと感じたので、しっかりと製造されていると思う。次回は「誉」を購入してみて、数年前との感想の違いを感じてみたい。

誉・1k(新)/1280円(古)/1350円、緒環・1k(古)/1660円、神杉1k(古)/2000円、茶そば500g/910円、誉・9k/9310円。
誉タイプを9kで買うと安く購入できる。1束46,5円だ。三輪そうめんとしてはかなり安い値段かと思う。味だけではなく値段もほかのところと比べていこう。


2016年7月

土屋製麺所

国道169沿いのそうめん銀座にあるお店。他のお店がいかにもな売店なのにたいして、こちらは製造所となっております。 ピンポンしたら男の人が出てきて対応してくれましたが、普段は女性の仕事だからなのか商品探しに少し手間取っていた模様。


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昔は写真を撮るのが下手だった・・。こちらは組合専門でやっているのか、「誉」と「緒環」の2種類で、これは「誉」。 1分茹で。誉クラスですが少々細めな感じです。一般的な三輪そうめんという感じだけど、細く見える分少しコシが弱めだった。


土屋製麺所はそうめん銀座の中でも古風漂うたたずまいです。玉井製麺と同じように庭を囲むように家が建っています。パンフレットに昔の写真を載せていて、その庭でそうめんを伸ばし干していました。ちょっと聞けなかったけども、こちらもこの庭で干しているのかもしれません。小麦粉の袋とか塩の袋とか置いてあって開けっ広げで雰囲気のいいお店でした。


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